東京ドラマアウォード2016・連続ドラマグランプリ作品「あさが来た」は、明治を代表する女性実業家・広岡浅子をモデルとし、幕末の激動の時代に、炭鉱開発、銀行設立、日本ではじめての女子大学設立、生命保険業への進出といった新事業に次々と挑んでいく女性・白岡あさ(波瑠)を主人公とした朝ドラです。
主人公を演じた波瑠の大出世作となった「あさが来た」は、素直に可愛らしく感じますし、どこか微笑ましく感じる作風となっています。
そして、作品全般を通して、凛とした芯の強さが感じられる女性であったことが共感を呼び、支持される結果となったのかもしれません。
偉大な方でありながらも、女性が共感出来る面もたくさん描写されていることで、より身近に感じられ、主人公に元気をもらってから気持ちよく仕事へ向かうことができたと言われています。
それではドラマと一緒に、読んで頂ければと思います。<(_ _)>
女性が共感「理想の女性像」
出典:http://d.hatena.ne.jp/ryu-omata/20160309
女性に評判「おとこたち」
実業家の一生を描いた作品ですが、その手腕の豪快さと、恋愛に対する一途さのギャップがキュン♪とくる朝ドラです。
バリバリ働くキャリア女性の中には、素敵な男性とたくさん仕事をしながらも、結局は仕事のことを忘れさせてくれる抱擁力のある男性に惹かれる人も多いのではないでしょうか。
その理想を「あさが来た」では、玉木宏やディーン・フジオカが好演しました。通勤前の女性の心をやさしく潤すギャップも忘れられませんね。
玉木宏(夫・白岡新次郎)
出典:http://ironna.jp/article/
一見商売はそっちのけで、遊んでばかりの夫・新次郎ですが、あさが女性実業家として徐々に成功していく裏に「理解ある夫」として、女性たちから注目されていきます。
ディーン・フジオカ(五代 友厚)
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キャストで一番ブレイクしたタレントは、女性から熱い視線を浴びたディーン・フジオカでした。
その人気は「伍代ロス」という言葉を生み出します。当初は2015年末の放送日で亡くなる予定でしたが、あまりの人気から大森美香に脚本を書き変えてもらい、2016年1月放送日まで寿命を延ばしてもらったとか。
視聴者が教える!隠れた見どころ
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「あさが来た」女性にウケたワケ
近年叫ばれている女性の社会進出は目覚ましく、現在では「ビジネスウーマン」も珍しくありません。
しかし、世界的にみれば、まだまだ日本には問題が多いとされています。
日本社会では女性は子供を産み、育て、家事をするという一般的な価値観はなかなか消えることがありません。
2012年から発足した、第2次安倍内閣の政策の目玉である「アベノミクス」の中には、女性の社会進出も含まれていますが、海外水準でみれば、日本は遅れている先進国なのです。
「女性が輝く日本」へ向けて、その歴史と立ちはだかる現状に目を向けなければいけない私たちですが、日本女性が持っている「家庭を守る」「家族を支える」という母性本能も、上手く理想化できたことで「頑張ろう!」と高い支持を得る結果となったのかもしれません。
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